競合が少ない市場は、ブルーオーシャンとは限らない。

どーも!とーるです!
「競合が多かったら、ブルーオーシャンを見つけましょう」
マーケティングを勉強していると、よく聞く言葉です。
そして、その方法として、「ターゲットを絞りましょう」「もっとニッチにしましょう」と教えられることもあります。
たとえば、
ダイエット
↓
40代女性向けダイエット
↓
運動が苦手な40代女性向け
↓
在宅ワークで運動不足の40代女性向け
みたいな感じ。
もちろん、これは戦略として全然アリです。
むしろ小さな事業なら、かなり大事。
ただ、これを「ブルーオーシャンを見つけた」と呼ぶのは、少し違います。
やっていることは、大きな市場の中から競合が少ない“小さな場所”を探している。
どちらかというと、ニッチ市場や、いわゆる「隙間産業」を狙う考え方に近いです。
競合が少ない=ブルーオーシャン、じゃない
たぶんここ、結構ごちゃ混ぜになっています。
競合が少ない。だからブルーオーシャン。
ではないんです。
ブルーオーシャンは、「市場を狭くすること」ではなく、競争する軸そのものを変えること。
この違いがあります。
ダイエット市場で考えてみる
たとえば、「ダイエット」で考えてみます。
ダイエット市場には、すでにたくさんの商品があります。
そこで、「40代女性専門」にする。
さらに、「運動が嫌いな40代女性専門」にする。
さらに、「在宅ワークで運動不足になった40代女性専門」にする。
こうすれば、対象者はどんどん狭くなります。
そして、「これ、私のことだ」と思ってもらいやすくなる。
これは、市場の中にある隙間を狙っています。
でも、売っているものは基本的に、「痩せるための商品」ですよね。
競争する相手も、他のダイエットサービスです。
つまり、市場そのものは変わっていません。
では、ブルーオーシャン的に考えるとどうなるか。
ここで、「誰向けにする?」だけではなく、「この人は、本当は何に困っている?」まで掘ります。
たとえば、40代女性に話を聞いてみたら、痩せ方が分からないことより、「ダイエットを始めると、自分だけ別の料理を作らないといけない」。
これが嫌なのかもしれません。
だったら、「40代女性向けダイエット」ではなく、「家族と同じ夕食を食べながら、自分だけ体重管理できる食卓づくり」という商品にすることもできます。
これなら、ただのダイエット指導とは少し比較軸が変わります。
「何kg痩せる?」だけではなく、
「家族の食事を変えなくていい」
「自分だけ別メニューを作らなくていい」
「ダイエットしても家事が増えない」
という価値が入ってくる。
つまり、痩せ方を売るのではなく、“ダイエットすると生活が面倒になる問題”を解決している。
こうすると、競争する場所そのものが少し変わってきます。
料理教室で考えてみる
料理でも同じです。
「料理教室」という市場があります。
ここから、
初心者向け
↓
共働き家庭向け
↓
帰宅後20分で作りたい人向け
↓
料理が苦手な共働き夫婦向け
と狭める。
これは、隙間を狙っている状態です。
もちろん、十分いい戦略です。
でも、もう一段考えてみる。
その人は本当に、「料理が上手くなりたい」のでしょうか。
もしかしたら、毎日の、「今日、何作ろう……」
これに疲れているのかもしれません。
だったら、料理教室ではなく、「毎日の献立を考えなくていい生活をつくるサービス」にしてみる。
料理を教えることもある。
献立テンプレートも渡す。
冷蔵庫の中身から選べる仕組みも作る。
買い物リストまで用意する。
こうなると、ただの料理教室ではなくなってきます。
比較される相手も、料理教室だけではありません。
献立アプリ、宅配食材、時短サービス、家事効率化サービス。
市場の境界線が少し変わります。
これが、ブルーオーシャン的な考え方です。
一言でいうと
なので、かなりシンプルにすると、
隙間市場は、「誰向けにする?」を考える。
ブルーオーシャンは、「そもそも何を解決する商品なの?」を考え直す。
です。
ここまでの2つの例だけでも、自分のビジネスに当てはめて考えられるところ、結構あるんじゃないかなと思います。
ここからは、SNSやフロント商品の話も含めて、もう少し実践的なところまで踏み込んでいきます。
とーる|猫好きの行動経済アナリスト





