コラム#126マーケティング

競合が少ない市場は、ブルーオーシャンとは限らない。

競合が少ない市場は、ブルーオーシャンとは限らない。

どーも!とーるです!

「競合が多かったら、ブルーオーシャンを見つけましょう」

マーケティングを勉強していると、よく聞く言葉です。

そして、その方法として、「ターゲットを絞りましょう」「もっとニッチにしましょう」と教えられることもあります。

たとえば、

ダイエット

↓

40代女性向けダイエット

↓

運動が苦手な40代女性向け

↓

在宅ワークで運動不足の40代女性向け

みたいな感じ。

もちろん、これは戦略として全然アリです。

むしろ小さな事業なら、かなり大事。

ただ、これを「ブルーオーシャンを見つけた」と呼ぶのは、少し違います。

やっていることは、大きな市場の中から競合が少ない“小さな場所”を探している。

どちらかというと、ニッチ市場や、いわゆる「隙間産業」を狙う考え方に近いです。

競合が少ない=ブルーオーシャン、じゃない

たぶんここ、結構ごちゃ混ぜになっています。

競合が少ない。だからブルーオーシャン。

ではないんです。

ブルーオーシャンは、「市場を狭くすること」ではなく、競争する軸そのものを変えること。

この違いがあります。

ダイエット市場で考えてみる

たとえば、「ダイエット」で考えてみます。

ダイエット市場には、すでにたくさんの商品があります。

そこで、「40代女性専門」にする。

さらに、「運動が嫌いな40代女性専門」にする。

さらに、「在宅ワークで運動不足になった40代女性専門」にする。

こうすれば、対象者はどんどん狭くなります。

そして、「これ、私のことだ」と思ってもらいやすくなる。

これは、市場の中にある隙間を狙っています。

でも、売っているものは基本的に、「痩せるための商品」ですよね。

競争する相手も、他のダイエットサービスです。

つまり、市場そのものは変わっていません。

では、ブルーオーシャン的に考えるとどうなるか。

ここで、「誰向けにする?」だけではなく、「この人は、本当は何に困っている?」まで掘ります。

たとえば、40代女性に話を聞いてみたら、痩せ方が分からないことより、「ダイエットを始めると、自分だけ別の料理を作らないといけない」。

これが嫌なのかもしれません。

だったら、「40代女性向けダイエット」ではなく、「家族と同じ夕食を食べながら、自分だけ体重管理できる食卓づくり」という商品にすることもできます。

これなら、ただのダイエット指導とは少し比較軸が変わります。

「何kg痩せる?」だけではなく、

「家族の食事を変えなくていい」

「自分だけ別メニューを作らなくていい」

「ダイエットしても家事が増えない」

という価値が入ってくる。

つまり、痩せ方を売るのではなく、“ダイエットすると生活が面倒になる問題”を解決している。

こうすると、競争する場所そのものが少し変わってきます。

料理教室で考えてみる

料理でも同じです。

「料理教室」という市場があります。

ここから、

初心者向け

↓

共働き家庭向け

↓

帰宅後20分で作りたい人向け

↓

料理が苦手な共働き夫婦向け

と狭める。

これは、隙間を狙っている状態です。

もちろん、十分いい戦略です。

でも、もう一段考えてみる。

その人は本当に、「料理が上手くなりたい」のでしょうか。

もしかしたら、毎日の、「今日、何作ろう……」

これに疲れているのかもしれません。

だったら、料理教室ではなく、「毎日の献立を考えなくていい生活をつくるサービス」にしてみる。

料理を教えることもある。

献立テンプレートも渡す。

冷蔵庫の中身から選べる仕組みも作る。

買い物リストまで用意する。

こうなると、ただの料理教室ではなくなってきます。

比較される相手も、料理教室だけではありません。

献立アプリ、宅配食材、時短サービス、家事効率化サービス。

市場の境界線が少し変わります。

これが、ブルーオーシャン的な考え方です。

一言でいうと

なので、かなりシンプルにすると、

隙間市場は、「誰向けにする?」を考える。

ブルーオーシャンは、「そもそも何を解決する商品なの?」を考え直す。

です。

ここまでの2つの例だけでも、自分のビジネスに当てはめて考えられるところ、結構あるんじゃないかなと思います。

ここからは、SNSやフロント商品の話も含めて、もう少し実践的なところまで踏み込んでいきます。

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とーる|猫好きの行動経済アナリスト

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