コラム#122マーケティング

募集期間を長くしても、集まる人数はそれほど変わらない。

募集期間を長くしても、集まる人数はそれほど変わらない。

どーも!とーるです!

「募集期間、長く取れば取るほど、人が集まる」

こう思っている人、結構多いんじゃないでしょうか。

僕も昔はそうでした。

「1週間より1ヶ月の方が、たくさんの人の目に触れるはず」

「長く出しておけば、そのうち誰か申し込んでくれるはず」

一見、筋が通ってますよね。

でも実際に何度も募集をやってみて、最近はっきり分かってきたことがあります。

募集期間を長くしても短くしても、最終的に申し込む人数はそれほど変わらない。

「10月末まで」を「10月10日まで」に縮めても、入ってくる人はだいたい同じ顔ぶれになります。

だとしたら、その「10月末」という締切は、結果を作るための設計じゃなくて、ただ結果を待っているだけの期間だった、ということになります。

なぜ、期間を延ばしても人数が変わらないのか

理由は3つあると思っています。

決める人は、告知を見た瞬間にもう決めている

「これは受ける」

そう思う人は、期間が1週間だろうと1ヶ月だろうと申し込みます。

この層の人数は、期間の長さでは増えません。

だってもう決めてるので(笑)

迷う人は、締切が来るまで決めない

「考えます」の人は、期限が遠ければ遠いほど、判断を先送りします。

締切を1ヶ月延ばしたら、迷う期間が1ヶ月延びるだけです。

迷いが晴れるわけじゃない。

最後はだいたい、「締切だから」で決める。

つまり、締切をどこに置くかが、そのまま「いつ判断するか」を決めているんです。

期間を延ばしても、新しい人が湧いて出てくるわけじゃない

申し込みは、すでにリストにいる人、すでに告知が届いている人の中から生まれます。

母集団そのものが増えない限り、時間だけ足しても総数は変わりません。

当たり前といえば当たり前なんですけど、募集期間を決めるときって、意外とここを見落とします。

じゃあ、人数って何で決まるの?

期間の長さじゃありません。

母集団の大きさと、届いたメッセージの中身。

この2つです。

例えば、ある募集で、締切を延ばすかどうか悩んだことがありました。

でも、そこで先にやるべきだったのは、「緊急性をもっと押す」ことじゃなかったんです。

打ち出しの軸を変えることでした。

市場が反応していたのは別の切り口の方で、そこを前面に出せば、そもそも反応する人の数自体が変わる。

期間をいじるのは、既存の需要の取り出し方の話。

メッセージをいじるのは、需要そのものの大きさの話。

後者の方が、圧倒的に効きます。

むしろ、長い募集期間には副作用がある

もちろん結果論ですが、期間を長く取ると、「私が今日申し込む理由」が薄くなりがちです。

例えば、1日〜31日の1ヶ月間を受付にしたとします。

その場合、「10月10日」という一日に、「今日、私が申し込む理由」ってなかなか生まれません。

緊急性も、希少性も、限定性もない。

31日間のどこで申し込んでも同じなら、今日申し込む理由はほぼ運です。

「今日たまたま見た」「今日たまたま時間があった」

それだけで決まってしまう。

それ以外にも、長い募集期間には、こんな副作用があります。

  • 自分の時間が拘束される — 次の企画の準備が後ろ倒しになる
  • 熱量が冷める — 告知から時間が空くほど、最初に感じた「やってみたい」が薄れる
  • 緊急性が作れない — 締切が遠いと、どう書いても切迫感が出ない
  • 判断の先送りを許してしまう — 迷っている人に「まだ考えていい」という許可を与えているようなもの

長く取ったつもりが、実は自分から「今日じゃなくていい」を配っていた、というオチです。

じゃあ、いつでも期間は短い方がいいのか

ここ、注意が必要です。

期間を長く取る意味がある場合も、ちゃんとあります。

  • 母集団をこれから増やす期間を兼ねている(募集しながら広告やコラボで新規を集めている)
  • 単価が高く、家族への相談や資金の準備に時間がいる
  • まだ認知されていない新しい商品で、理解してもらうまでに説明の回数が必要

こういうケースでは、期間の長さそのものが機能を持ちます。

逆にいうと、すでに知られている商品を、すでにいるリストに向けて売るときは、期間を長く取る理由がほとんどありません。

まとめ

募集期間を決めるとき、つい「長い方が安全」と思いがちです。

でも、

決める人はもう決めてる。

迷う人は締切まで決めない。

母集団は勝手に増えない。

この3つを踏まえると、「期間を延ばす」は、安全策どころか、緊急性を自分から手放す選択になっていることも多いんです。

じゃあ、緊急性や限定性、希少性って、具体的にどう作ればいいのか。

ここから先は、実際に僕がやっている設計をメンバー限定で書いていきます。

この話は、noteでも読めます。

https://note.com/tooru_column/n/n85ebe30c1b0a

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とーる|猫好きの行動経済アナリスト

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