「私もそれ考えてたんだよな〜」と言う人が、一生成功しない理由
どーも!
とーるです!
突然ですが、ニュースや雑誌で「新しいヒット商品」が出たとき、必ずこう言う人っていませんか?
「あ〜これ、私も3年前に考えてたんだよな〜! 先越されたわ〜!」 居酒屋でこのセリフを聞くたびに、僕は心の中でそっとおしぼりを投げつけたくなります。
「出たよ、後出しジャンケンおじさん」って。
こーゆーのを後知恵バイアスっていいます。
彼ら彼女らは本気で「自分には先見の明があった」と思ってますし、「あと一歩で自分が大金持ちだった」と悔しがります。
でも、残酷な現実を言いますね。
「考えていた」なんて、1円の価値もありません。
アイデアなんて、空気と同じです。
そこら中に漂っていて、誰でもタダで吸える。
「宇宙旅行に行けたらいいな」なんて、小学生でも考えます。
でも、実際にロケットを作って飛ばしたイーロン・マスクと、居酒屋で管を巻いているおじさんの間には、天と地ほどの差があります。
この差はどこから生まれるのか?
「頭の良さ」?
違います。
「人脈」?
それも違います。
答えは、古代ユダヤの教えにある「3人の兄弟と魔法のザクロ」の話の中にあります。
これを知れば、なぜ「考えていた」だけの人が一生報われないのか、その痛すぎる理由が分かります。
チートアイテムを持った3人の兄弟 昔々、あるところに3人の兄弟がいました。
彼らは旅の途中で、それぞれとんでもない「チートアイテム」を手に入れます。
長男: 世界の隅々まで見渡せる 「魔法の鏡」 次男: 一瞬でどこへでも飛んでいける 「魔法の絨毯」 三男: どんな難病も治せる 「魔法のザクロ」 ある日、長男が鏡を覗いていると、遠くの国で美しいお姫様が重い病にかかり、今にも死にそうになっているのが見えました。
長男は叫びます。
「見ろ! 姫が大変だ! 俺がいなけりゃ誰も気づかなかったぞ!」 (これが、現代でいう「俺も考えてたんだよな〜」の人です。発見はしました) 3人は次男の絨毯に飛び乗り、瞬く間にお城へ到着。
次男もドヤ顔です。
「俺の足(絨毯)がなけりゃ間に合わなかったぜ!」 そして最後に三男がザクロを取り出し、お姫様に食べさせました。
するとどうでしょう、お姫様はみるみる元気になり、死の淵から蘇りました。
王様は大喜び。
「お前たちのおかげで娘は助かった。褒美として、3人のうち誰か一人を姫の結婚相手にしよう」 さあ、ここで大揉めです。
3人とも「自分が一番の功労者だ!」と譲りません。
長男: 「発見したのは俺だ!(アイデア)」 次男: 「運んだのは俺だ!(スキル・ツール)」 三男: 「治したのは俺だ!(商品)」 さて、賢明な王様(あるいは姫自身)は、最終的に誰を選んだと思いますか?
選ばれたのは「失った人」 選ばれたのは、三男でした。
なぜか?
王様の判定理由は、ビジネスの核心をえぐっています。
「長男よ、お前の鏡は素晴らしい。だが、姫を助けた後も、その鏡はお前の手元にあるな? 価値は減っていない」 「次男よ、お前の絨毯も便利だ。だが、往復した後も、その絨毯は相変わらず空を飛べるな? 減ってはいない」 「しかし三男よ。お前のザクロは、姫が食べたことで消滅してしまった。 お前だけが、『唯一無二の財産を失う』という代償を払って、姫を救ったのだ」 これが答えです。
長男(アイデアマン)と次男(スキル持ち)は、自分たちの資産を1ミリも減らしていません。
彼らは「リスクゼロ」で貢献しました。
しかし三男は違います。
彼はザクロを使うことで、自分が丸腰(アイテムなし)になるリスクを受け入れた。
自分の身を切ったんです。
ユダヤの教えはこう説いてます。
「痛みを伴わない貢献に、大きな見返りは与えられない」 「鏡」ばかり磨いていないか?
現代のビジネスに話を戻しますね。
「俺も考えてたんだよな〜」と言うおじさんは、一生懸命「鏡」を磨いています。
「ここが儲かりそうだ」「あそこはダメになりそうだ」。
遠くを見る目はあるかもしれません。
でも、彼は絶対に自分の財布を開きません。
自分の時間を削りません。
だから、いつまで経っても「観客席」から降りられないんです。
本当に大きな利益(姫との結婚=事業の成功)を手にするのは、いつだって「ザクロを差し出した人」です。
「売れるか分からない」という恐怖の中で、仕入れにお金を払った人。
「失敗したら笑われる」という恐怖の中で、会社を辞めて独立した人。
「誰も見てくれないかも」という不安の中で、毎日コンテンツを作り続けた人。
何かを「失って」います。
お金、安定、時間。
ザクロは手元から消えました。
でも、その「痛み」への対価として、初めて大きな成功が与えられます。
「考えていただけの人」には、1円も入りません。
当たり前ですよね、何も失っていないんだから。
僕が5万円のザクロを握りつぶした日 僕自身の話を少しだけ。
起業当初、僕にはお金も信用もありませんでした。
あったのは、コツコツ貯めたなけなしの5万円だけ。
当時の僕にとって、この5万円は命の次に大事な「魔法のザクロ」です。
これを抱えていれば、とりあえず来月も餓死せずに済む。
でも、僕はそのザクロを握りつぶしました。
5万円を全額、撮影機材とレンタルスペース代に使ったんです。
手元の5万円は消滅しました。
代わりに手に入ったのは、誰も見るかわからない数本の動画データだけ。
正直、怖かったですよ。
「これで売れなかったら、来月の家賃どうしよう」って。
でも、その「身を切る痛み」があったからこそ、僕は必死になりました。
「鏡」で世の中を分析して満足するだけの評論家じゃいられない。
だって、もうザクロがないんだから。
結果を出すしかないんです。
結果として、その動画から28万円の売上が生まれました。
もし僕が、「5万円は減らしたくないから、頭の中だけでシミュレーションしよう(=俺も考えてたんだよな)」としていたら、今の僕は絶対にここにいません。
痛みなくして、姫は手に入らない 冒頭の話に戻りましょう。
「俺も考えてたんだよな〜」と言う人がなぜ成功しないのか。
それは彼らが、「自分の懐(ザクロ)を痛める気はサラサラない」からです。
アイデアに価値はありません。
分析に価値はありません。
それらは全て、ザクロを投げるための「準備」にすぎないんです。
本当の成功は、あなたが「これだけは失いたくない」と思っているザクロを、勇気を出して差し出した瞬間にだけ、訪れます。
今のあなたは、どうですか?
賢い長男のフリをして、評論ばかりしていませんか?
「準備ができたらやります」と言って、鏡を磨き続けていませんか?
お姫様が待っているのは、そんな人じゃありません。
「覚悟」という代償を払える、三男のあなたです。
あなたのポケットに入っているそのザクロ。
腐らせる前に、どこにベットしますか?
「いきなり全財産を賭けろ」なんて言いません。
それは投資でもなくただのギャンブルです。
まずは「小さな痛み」を感じる練習をしましょう。
- 飲み会を1回我慢して(-5000円)、そのお金で有料の教材を買う。
- 休日のダラダラ時間を捨てて(-3時間)、ブログを1記事書き上げる。
「あー、お金減っちゃった」「あー、疲れちゃった」。
その感覚こそが、あなたが三男になった証拠です。
失った分は、必ず知恵や経験という形でお姫様の元へ届きます。
「考えてたんだよな〜」と言って死ぬか。
「やってやったぜ」と言って笑うか。
選ぶのはあなたです。
なんつて
とーる|行動経済アナリスト
