答えは合っている。でも、次は解けない。「答え」ばかり集める人が、問題が変わると手が止まる理由

どーも!とーるです!
学生時代、こんなことありませんでしたか。
テスト前に、答えだけ丸暗記して乗り切る。
標準問題は、ばっちり解ける。
でも、少しひねった応用問題が出た瞬間、ペンが止まる。
あれ、さっきまで解けてたのに(笑)
実はこれ、ビジネスでもそのまま起きています。
今日は、その話をしていきます。
まず、ちょっとこんな問題を考えてみてください。
「縦2cm、横2cmの正方形の面積は?」
答えは、4cm²です。
では、計算式を見てみます。
「2+2=4cm²」
……答え、合ってますよね。
いや、合っているように見えるだけです(笑)
正しくは、
「2×2=4cm²」
たまたま縦も横も2cmだったから、足し算でも同じ数字になっただけ。
これが縦3cm、横3cmになれば、
3+3=6cm²
3×3=9cm²
もう通用しません。
つまり、この人が持っていたのは「4cm²」という答えであって、面積を求めるための解き方ではなかった。
ということです。
SNSでも、みんな“答え”を持ち帰る
これ、ビジネスやSNSでもよく起きています。
「何投稿したら売れますか?」
「LINEは何通送ればいいですか?」
「価格はいくらにしたらいいですか?」
こういうとき、僕らはすぐに“答え”を探します。
毎日投稿する。
LINEは7通送る。
価格は9,800円にする。
たしかに、その答えでうまくいくこともあります。
けど、その人がなぜ毎日投稿したのか。
毎日見ていると、人はなんとなく好意を持ちやすくなる。だから接触回数を増やした。これが分かっていれば、毎日じゃなくても「見てもらう回数を増やす」に置き換えられます。
なぜLINEが7通だったのか。
一発で売り込むのではなく、送るうちに関係を温めていた。だったら、人によっては5通でも、場合によっては10通でもいい。
なぜ9,800円だったのか。
ゼロが一つ増えるだけで印象が変わる、という価格の見え方の話だった。だったら、商品によっては19,800円でも、980円でも同じ考えで決められます。
でも、そこが分からないまま数字だけ持ち帰ると、条件が少し変わっただけで使えなくなります。
そして、
「前はこれでいけたんですけど……」
となる。
前は、縦2cm、横2cmだっただけかもしれません。
「答え」を集める人は、問題が変わるたびに止まる
答えだけを覚えている人は、問題が変わるたびに、また誰かに答えを聞かないといけません。
でも、解き方が分かっている人は、
「前はこうだった」
「今回はここが違う」
「ってことは、こうかな?」
と、自分で応用できます。
僕は、この「ってことは、こうかな?」がものすごく大事だと思っています。
すぐに正解できることよりも、自分なりに考えて次の一手を出せること。
料理でも同じです。
レシピの分量を丸暗記した人は、その一品しか作れません。途中で材料が一つなくなったら、もうパニックです。
でも、「この調味料はこういう役割」と味の原理が分かっている人は、材料が変わっても、「じゃあこれで代用できるな」と自分で動けます。
前者はレシピを集め続ける人。後者は、一つの原理で何品でも作れる人。
「答え」と「応え」は、似ているけど違う
ここで必要なのは、目の前の問題を終わらせるための“答え”だけではありません。
なぜ、その答えになるのか。
前提が変わったら、どこを変えるのか。
別の場面でも使うなら、どう考えればいいのか。
次の問題にも応用するための“応え”が必要です。
答えをたくさん知っていることと、解けることは、似ているようで違います。
誰かの正解を集めるだけでは、問題が変わった瞬間に止まってしまう。
だから僕は、何かを学ぶときに、
「結局、何をすればいいですか?」
だけではなく、
「なぜ、それをするんですか?」
まで持ち帰ったほうがいいと思っています。
じゃあ、どうすればいいか
今、何かを学んでいるなら、一つだけ試してみてください。
ノウハウを一つ受け取ったときに、
「このやり方、条件が変わっても自分の言葉で説明できる?」
と自分に聞いてみる。
説明できなければ、それはまだ「4cm²」だけを持っている状態です。
自分の言葉で「なぜこうなるか」まで言えたら、それは「縦×横」を手に入れた状態です。
答えは、今の問題を終わらせてくれます。
でも“応え”があれば、次の問題は自分で解けるようになります。
あなたが今集めているのは、答えですか。それとも、応えですか。
なんつて!
とーる|猫好きの行動経済アナリスト



