データ読み込み中の「グルグル」のやつ
どーも!
とーるです。
僕はちょこちょこと喫茶店モーニング行って
- タスクのおさらい
- スマホ見てダラダラ
- 買ったばかりの本を読む まぁそんなことしているんですが、今回はその際に感じたことです。
ある日喫茶店でYouTubeでも見ようとした時のこと。
動画をタップした瞬間、画面の真ん中で何かがグルグルと回り始めました。
あの 「読み込み中」のマーク です。
あれ、3秒以上続くと、スマホをフリスビーみたいに店の外へ投げたくなりませんか?
僕はなります。
なんなら、あのグルグルが「お前の回線、弱いねぇ〜w」と僕を煽っているようにすら見えてくる。
で、イライラが頂点に達すると、こう考えるわけです。
「あーもう! このスマホも2年使ったしな。最新のiPhoneに変えるか!」 「家のWi-Fi、もっと高い爆速プランに乗り換えるか!」 ……ちょっと待て。
冷静になろう。
それ、本当にスマホのスペック不足なのか?
それとも、単に僕らが「たった3秒の待ち時間」すら耐えられないほど、堪え性のない人間になってしまっただけなのか?
もし後者だとしたら、15万円出して最新のiPhoneを買っても、解決しない。
だって、最新機種でも電波が悪けりゃグルグルしますから。
そうしたらまた、「15万も出したのに!」って、今度はもっと強い怒りが湧いてくるだけです。
これ、笑い話じゃありません。
ビジネスの世界では、これと同じことをやって、数百万円、数千万円をドブに捨てている経営者が山ほどいます。
「 辛い 」「 遅い 」「 面倒くさい 」。
そんな自分の「感覚」を治すために、高額な薬(ツールや設備)を買おうとしている人がいます。
今回は、ある有名な「ボロビルのエレベーター」と「ゲームのロード画面」の話を通して、その無駄遣いを止める話をしようと思います!
AIを導入しても、「ダルさ」が消えない理由
「あー、今日のSNS投稿、何書こうかな……。マジで面倒くさいな……」 パソコンの前で腕組みをして、天井を仰ぐ。
そんな経験、ありませんか?
僕あります。
世の中には親切な(そして商売上手な)人たちがいて、 「そんなあなたに! 最新AI搭載の全自動投稿ツール!」なんて広告を出してきます。
月額数万円。
あるいは買い切りで数十万円。
「これでこのダルさから解放されるなら……!」と、震える指でポチる。
確かに作業は早くなります。
AIが勝手に文章を生成してくれるし、画像も作ってくれる。
物理的な時間は短縮された。
でも、あなたの心の中にある「ダルい」という感覚。
あれ、消えました?
たぶん、消えてないはずです。
今度は 「 AIへの指示出しが面倒くさい」 「生成された文章の手直しがダルい」 「ツールを使いこなすための勉強がしんどい」 という、新しい種類のダルさが生まれているだけじゃないですか?
「投稿作成にかかる時間(物理的な問題)」を解決しようとしてツールを買ったけど、本当に解決したかったのは「投稿作成に対するネガティブな感情( 感覚的な問題 )」なんです。
この「感覚」の問題に対して、いきなり高額なコストをかけて物理的な解決を図ろうとする。
これが、多くのビジネスパーソンが陥る、 最もバカらしくて、最もお金が無駄になる罠 なんです。
あなたがビルのオーナーだったらどう対応する?
ちょっと想像力を働かせてみてください。
あなたは、都内にある小さな雑居ビルのオーナーです。
ある日、テナントのおじさんからクレームが入りました。
「オーナー、このビルのエレベーター、遅すぎない? 朝とかイライラするんだけど。なんとかしてよ」 さあ、あなたならどうしますか?
ちょっと考えてみてください笑
- 多くの人は、こう考えます。
「じゃあ、エレベーター早くしよう!」 そして、エレベーター管理会社に見積もりを取り、銀行で借金をして、1000万円かけて最新の高速エレベーターを導入する。
「どうだ! これで文句ないだろう!」 ……残念ながら、一ヶ月後に同じおじさんからまたクレームが入ります。
「たしかに前よりは早くなったけどさあ、六本木ヒルズのエレベーターに比べると、やっぱり遅いよねえ」 なぜこんな悲劇が起こるのか。
それは、おじさんが言った「遅い」というのは、ストップウォッチで測った物理的なタイムの話じゃなくて、 彼の脳みそが感じている「感覚」 の話だからです。
感覚というのは、常に「相対的」なものです。
あそこのビルより遅い、自分の気が短いから遅く感じる。
対象があってこその感覚なんです。
だから、1000万円かけて0.5秒短縮したところで、「遅い」という感覚が消える保証なんてどこにもないんです。
ゲームの“待ち時間”を長く感じない方法
ここで、この問題を鮮やかに解決している「師匠」を紹介しましょう。
ゲームの世界です。
はい、僕ゲーム好きなんです笑 ゲームにも「ロード(読み込み)時間」や「ダウンロード時間」ってありますよね。
最近のゲームはデータ容量が巨大なので、読み込みに時間がかかります。
画面の端っこで「Now Loading...」という文字が点滅していたり、「現在 35%...」というバーがじわじわ動いているだけの画面。
あれ、見てるの苦痛なんですよ。
買ったばかりのゲームだと「早くしろよ!」ってコントローラー握りしめてイライラします。
ゲーム会社もバカじゃありません。
「ロード時間をゼロにする(=全てを物理的に早くする)」には、とんでもないハイスペックなマシンや、莫大なサーバー費用がかかることを知っています。
ユーザーのネット環境もバラバラですしね。
そんなことにコストを割いていたら、会社が潰れてしまいます。
じゃあ、彼らはどうしたか?
「待っている時間を、遊びに変えた」んです。
- ロード画面で、 ちょっとしたミニゲームが遊べるようにする。
- キャラクターの「間違い探し」を表示する。
- ゲーム攻略に役立つ「豆知識(クイズ)」を表示する。
こうするとどうなると思いますか?
プレイヤーは「お、今のうちにミニゲームでハイスコア出してやるぞ」とか「へー、この敵ってこういう設定なんだ」と、画面に釘付けになります。
すると、「ロードが終わりました」と表示されたとき、 「えっ、もう終わったの? まだクイズ読み終わってないのに!」 と感じることすらある。
物理的な待ち時間は1秒も変わっていません。
でも、「長い」「遅い」「退屈だ」という感覚は、きれいさっぱり消滅しているんです。
これにかかったコストは?
ミニゲームやテキストを表示するだけなら、サーバーを増強する費用に比べれば、微々たるものです。
「遅い」という問題を解決するのではなく、「遅いと感じる」を解決した。
これが賢い解決策です。
万円の問題を、1万円で解決した方法
エレベーターの話に戻ります。
ゲーム会社のように「感覚」をハックするなら、1000万円かけて工事をする必要はありません。
賢いビルオーナーは、こう考えます。
「1000万円かける前に、まずは1万円でできることを試そう」 例えば、エレベーターホールに、全身が映る大きな鏡を置く。
これ、実際に効果が実証されている有名な手法です。
鏡を置くと、人は無意識に自分の姿をチェックします。
髪型を直したり、ネクタイの曲がりを直したり。
その「ナルシストタイム」の間、人は時間の経過を忘れます。
結果、「あれ? もう来たの?」と感じるようになる。
他にも、エレベーター内にニュースや天気予報が流れるモニターを置くのも同じです。
ゲームのロード画面における「豆知識」と同じ役割ですね。
物理的な速度は0.1秒も変わっていません。
でも、「遅い」というクレームは劇的に減ります。
かかった費用は、鏡代やモニター代の数万円だけ。
これで解決したら、990万円以上の儲けものですよね。
これが「正しい問題を見極める」ということです。
ニワカコンサルは、言われた通りに「早くしましょう!」と高額な提案をしてきますが、本物は「遅いと感じさせている原因(退屈)」を潰しにかかります。
ビジネスの「鏡」や「ミニゲーム」
さてさてさて、冒頭のSNS投稿の話です。
あなたが感じている「投稿作成がダルい、辛い」という感覚。
これに対して、いきなり数十万円のAIツールや、高額なコンサルを導入しようとしていませんか?
それは「エレベーターの工事」と同じかもしれません。
その前に、ゲーム会社の知恵を借りてみましょう。
「作業自体を無くす(ロード時間をゼロにする)」のは金がかかる。
だったら、「作業中の感覚を変える(ロード画面を楽しむ)」ことはできないか?
- 「好きな音楽を聴きながらノリノリで書く」というルールにする。
- 「15分でどこまで書けるか?」というタイムアタック(ミニゲーム)形式にする。
- そもそも「完璧な文章」を目指すのをやめて、60点の「ネタ出し」を楽しむ時間にする。
- 仲間と一緒にZOOMで会話しながら作業する。
←僕はこれやってました。
もし原因が「退屈さ」や「プレッシャー」にあるなら、高額なツールなんていりません。
やり方や環境をちょっと変えるだけで、あの「ダルい感覚」が「攻略する楽しさ」に変わるかもしれない。
「売上が上がらない(辛い)」 「集客できない(苦しい)」 ビジネスの悩みは、突き詰めるとたいていこういう「ネガティブな感情・感覚」に行き着きます。
その感情を解消するために、安易に「広告費を倍増(物理的解決)」したり、「高額な起業塾に入る(他力本願)」という選択をしてしまう。
それは、ロード時間のイライラを解消するために、サーバーに数億円かけるようなものです。
感情の問題に、財布を開くな。
知恵を絞れ。
人間は感情の生き物です。
だから、ビジネスにおいて感情や感覚の問題を無視することはできない。
でも、だからといって、その不定形で捉えどころのない「感覚」に対して、確定した「多額のコスト」を支払うのは、あまりにもリスクが高すぎます。
「辛い」「遅い」「面倒くさい」。
そんなときはまず、財布を開く前に、知恵を絞るんです。
「ここに置ける『鏡』はないか?」 「待ち時間を楽しませる『ミニゲーム』は作れないか?」 案外、あなたの抱えている深刻な悩みは、Amazonでポチった数千円のアイテムや、ちょっとした遊び心を取り入れるだけで、ケロリと解決してしまうかもしれません。
浮いた1000万円で、美味しいものでも食べたほうが、よっぽど精神衛生上いいと思いますよ。
なんつて P.S. 僕があなたのお役に立てることが2つあります 一生「読み込み中」で終わるか、サクサク動くハイスペック起業家になるか。
選ぶのはあなたです。
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まずは現状把握から。
とーる|行動経済アナリスト
