コラム#124マーケティング

AIで100投稿作れるようになって、あなたじゃなくてもよくなった。

AIで100投稿作れるようになって、あなたじゃなくてもよくなった。

どーも!とーるです!

今って、AIに、「女性起業家向けにInstagramの投稿ネタを100個考えて」って入れたら、普通に100個出てきます。

しかも、そこそこちゃんとしてる。

「悩みを明確にしましょう」

「ターゲットを絞りましょう」

「プロフィールを整えましょう」

「価値提供をしましょう」

「継続することが大切です」

うん。全部間違ってない。

さらに、「この100個をカルーセル投稿にしてください」で本文も作れる。
「キャプションもお願いします」でキャプションも作れる。
「リール台本にしてください」もできる。
「女性向けに優しい言葉にしてください」もできる。

もう、投稿を作ること自体は、めちゃくちゃ簡単になりました。

昔なら、100投稿作るって結構大変だったと思うんです。
ネタを考えて、文章を書いて、タイトル考えて、画像にして。

それが今は、下手するとコーヒー飲んでる間に100個出てくる。
すごい時代です。

でも、そこで一つだけ思うことがあります。

100投稿作れるようになった結果、その100投稿、本当にあなたが書く必要ありますか?

という話です。

投稿を作れる人の価値が、一気に下がった

ちょっと前なら、「毎日投稿できます」だけでも、それなりにすごかったと思うんです。

毎日ネタを考えられる。文章を書ける。デザインできる。継続できる。
これ自体が能力でした。

でも、AIがそこをかなり埋めてくれるようになった。
そうなると、「投稿を作れる」という能力だけでは、差がつきにくくなります。

例えば、昔は手作業で1日10個しか作れなかった商品が、機械を入れたことで、1日1万個作れるようになった。
そしたら、「たくさん作れます!」
って、もうそんなに珍しくないですよね。みんな作れるから。

SNSも、ちょっとこれに近づいていると思っています。

AIによって、文章を作る。画像を作る。動画を作る。タイトルを作る。
アイデアを出す。この辺のハードルが、一気に下がりました。

だから、「たくさん作れる」だけだと、だんだん価値にならなくなる。

そして、みんな似たことを言い始める

実際、SNSを見ていて、「あれ、これ昨日も見たな」って思うことありませんか?

別の人なんです。アイコンも違う。名前も違う。色も違う。でも、言ってることは同じ。

「完璧を目指すより行動しましょう」

「他人と比べないで」

「自分らしく発信しよう」

「継続した人が勝ちます」

「ターゲットを明確にしましょう」

うん。全部いいことです。僕も言うことあります。

ただ、10人が言っているならまだしも、100人が同じことを、少しずつ言葉だけ変えて言っている。すると、読む側からしたら、誰が言っても同じになっていきます。

これ、かなり怖いと思っています。

AIを使ったことで、投稿数は増えた。見た目も整った。
文章もきれいになった。

でも、あなたじゃなくてもいい投稿まで増えた。ということです。

AIが悪いわけじゃありません

ここで、「だからAIを使わない方がいい」って話じゃありません。

僕も使います。便利です。
使えるものは使えばいい。
電卓があるのに、毎回筆算する必要もないです(笑)

問題は、どこまでAIに渡すか。だと思っています。

例えば、あなたが、「SNS集客について投稿作って」とだけAIに言ったとします。

AIは、世の中にあるSNS集客の情報から、それっぽい答えを作ります。
当然ですよね。あなたの頭の中は、まだ渡してないから。

すると、出てくるのは、世の中の平均的な答えになります。

それをそのまま投稿する。
他の人も同じことをする。
結果、平均的な投稿が大量生産されます。

僕、これを見ていると、巨大な炊飯器で、みんな同じ白米を炊いている感じがします(笑)

炊く速度はめちゃくちゃ速くなった。でも、全部白米。

AI時代に必要なのは「文章力」より、その前

例えば僕が、「フロント商品についてコラムを書いて」とAIに投げる。

たぶん、「低価格商品で信頼を作り、本命商品につなげましょう」みたいな文章が出てきます。
間違ってはいません。

でも、僕が普段考えているのは、そこだけじゃありません。

フロント商品は、ただ安い商品を置くことじゃない。
相手からしたら、提供者を品定めする商品でもある。

いきなり本命商品を買うより、一度少額で体験してもらうことで、買う側のリスクを下げられる。

さらに、今すぐ客だけを奪い合うんじゃなく、まだ必要性に気づいていない人との接点にもなる。

僕は、そういうふうに見ています。

ここまでAIに渡したら、僕っぽい文章を作る手伝いはできます。

でも、この考え自体を、AIに全部考えてもらう。となると、だんだん、僕がいなくてもいいになっていきます。

「AIに自分っぽく書かせる」と「AIっぽくなる」は違う

僕は、AIを使うなら、こっちだと思っています。

AIに、自分の代わりに考えてもらうんじゃなく、自分が考えたことを、AIに広げてもらう。

例えば、

「最近こういうことに違和感がある」

「お客さんと話していて、こういう傾向があった」

「僕はこう思う」

「一般的にはこう言われてるけど、僕はここが違うと思う」

「この前こんな失敗をした」

こういうものを先に持っておく。

そのうえで、「これを整理して」「別の例を考えて」「読みやすくして」「3枚の投稿にして」とAIを使う。

だったら、100投稿作っても、ちゃんとあなたが残ります。

逆に、最初から、「投稿ネタ100個ください」「バズる文章にしてください」「女性に刺さるようにしてください」だけだと、投稿は増えるけど、あなたは薄くなります。

ちょっと皮肉ですよね。

自分の発信を増やすためにAIを使ったのに、自分が一番消えていく。

ここまでは、AIによって何が起きているのか、という話でした。

ここからは、経験や失敗をどう発信に活かすか、もう一歩踏み込んだ話をしていきます。

🔒

ここから先は、エルラボ+メンバー限定です。
続きは、アプリ内のシークレットコラム
「経験と失敗の使い方、そして「言わないこと」の選び方」でお読みいただけます。

とーる|猫好きの行動経済アナリスト

Recommended

おすすめコラム

コラム#112

人は「感情」が入ると動きやすくなる

コラム#107

差別化したいのに、みんなと同じ方向に走っていませんか?

コラム#103

AIに「とーるって知ってる?」と聞いたら、Instagramが出てこなかった。

コラム#89

SNSマーケに「正解」はない。あるのは「あなたがどっちのタイプか」だけ

Illustration
コラム#73

【前編】フォロワーを増やすな。

Illustration
コラム#71

誰もが断念する『動画講座』に、あなたの勝機が眠っている理由

コラム#65

「それってあなたの感想ですよね」