AIを使って「効率」を求めている人が、一番「非効率」な理由
どーも!
とーるです!
最近SNSでよく見かける 「AIを使って作業を効率化しよう!」 この言葉、聞き飽きましたよね。
僕は正直飽き飽きしています。
猫も美女もAI、AI。
ですが、ちょっと考えてみてほしいんです。
そもそも、 界隈が言っている「効率」って何 ですか?
もし、「1時間で1本の投稿が作れるようになったこと」を効率と呼んでいるなら、 残念ながらあなたのビジネスは、これからどんどん「非効率」の沼にハマっていきます 。
今回は、なぜAIがあなたのビジネスの「効率」を実質的に悪化させているのか。
経済学の冷徹な法則をもとに、そのカラクリを暴いていきます!
それは「効率」でじゃない 僕らが陥りがちな「効率の勘違い」をまずは正します。
ビジネスにおける真の効率とは、数式で表すとこうなります。
多くの人は、AIを使って「分母(投入した時間)」を減らそうとします。
例えば、今まで2時間かかっていた投稿作成が1時間で終わるようになった。
「よし、効率が2倍になったぞ!」みたいな。
でも、ここで勘違いです。
浮いた1時間で、あなたは何をしますか?
多くの人が、「もう1本、投稿を作ろう」「セミナー資料を作ろう!」などと考えます。
つまり、浮いた時間を別の作業で埋めて、結局「2時間」というリソースを使い切ってしまう。
結果として、あなたの手元に残るのは「2本の投稿」「来週のセミナー資料」です。
では、その「2本の投稿」が、あなたの売上を2倍にしてくれますか?
2倍の作業が、2倍の成果を生まない理由 ここで、経済学の「限界生産力逓減(ていげん)の法則」が登場します。
簡単に言うと、「同じ作業を繰り返せば繰り返すほど、プラス1単位から得られる利益はどんどん減っていく」っていう法則です。
つまり、AIで効率化したからといって投稿を2倍に増やしても、分子である「成果(売上)」は2倍にはならないんです。
結局、「2時間使って、以前と同じ(あるいはそれ以下)の成果しか得られない」という状態に陥る。
これ、ビジネスの数式で見れば、「効率が下がっている」ことに他なりませんよね。
AIは「ラットレース」を加速させるマシン AIは、作業スピードを爆速にします。
でも、そのスピードで向かっている先が「価値の低いゴミの山」だとしたら?
それは、「非効率なことを、超高速で実行している」だけです。
ピーター・ドラッガーの言葉でもある通り 「 間違ったことを効率的に行うほど無駄なことはない 」です。
「時間が空いたから、もっと資料を作ろう」 「時間が空いたから、もっとリールを撮ろう」 こうやってタスクをタスクで埋めている限り、あなたは一生「作業者」のままです。
AIが得意な「量産」の土俵で戦うことになります。
そこには、自分よりもさらにAIを使いこなす強豪がいて、資本力のある企業がいて、最終的には価格競争と消耗戦(ラットレース)が待っています。
真の効率化とは、リソースを「減らす」ことではなく、リソースを「より価値の高い場所へ移す(ベットする)」こと。
空いた時間に「注力」すべき、本当の仕事 AIを使って浮いた1時間を、何に使うべきか。
答えは、「 AIには逆立ちしてもできない、限界生産力が下がりにくい活動 」です。
具体的に言えば、それは「信頼関係の構築(社会規範の活動)」です。
- 一人ひとりと深い対話をするDMの返信。
- 既存顧客へのアフターフォロー。
- 自分のビジネスの「一貫性」を保つための、コンセプトの磨き込み。
これらは、やればやるほど複利で効いてきます。
投稿を2倍にするよりも、一人のお客さんと1時間じっくり喋るほうが、LTV(顧客生涯価値)は圧倒的に高まります。
AIを活用する真のメリットは、「投稿を早く作れること」じゃないんです。
「誰にでもできる作業をAIに任せて、あなたにしかできない『非効率だけど高付加価値なこと』に時間を100%割けるようになること」です。
この「バランス」を間違えている人は、AIという高性能なエンジンを積んで、バックギアで爆走しているようなもんです。
「AIを使って空いた時間は、絶対に作業で埋めるな」 その時間は、あえて「非効率」なことのために残しておいてください。
- ボーッと戦略を練る
- お客さんのことを想う
- 自分のスキルを磨く。
これらは、短期的には「何も生んでいない」ように見えます。
でも、その余白があるからこそ、あなたのビジネスには「人間味」という名の最強の付加価値が宿ります。
AIに作業を任せたら、あなたは「人間」に戻ってください。
効率の数字に踊らされて、自分自身を「ただの高速労働者」に成り下げてはいけません。
真の効率とは、「最小限の作業で、最大の信頼を勝ち取ること」。
そのために、AIを「正しく」使ってください。
とーる|行動経済アナリスト
