コラム#10マーケティング

変動の少ないジャンルを選べ!

どーも、とーるです 昨今SNSがらみで“起業”する女性が増えてきましたね。

今回は起業初期で最初に考えなくてはならない課題についてお話します。

「流行り」で稼ぐより「安定」で残る起業のすすめ

「ビジネスを始めたいけれど、どんなジャンルを選べばいいのかわからない……」 これは、起業を考える多くの人が直面する最初の悩みだと思います。

特に今の時代、SNSを使った発信が当たり前になり、起業といえば「インスタ運用」や「発信力を活かした講座販売」など、表舞台に立つようなビジネスモデルに注目が集まりがちです。

だけど―― 「売れる」だけでジャンルを選ぶのは、長期的に見れば危険 です。

流行りに乗ったビジネスは、波に乗るのは早くても、その波が引いたとき、一緒に沈むリスクもあるからです。

そこで今回は、ビジネス初心者やこれから開業を考えている方に向けて、 「変動の少ないジャンル選定の重要性」 についてお話ししていきます。

SNS前提のビジネスは「変化が速すぎる」

たとえば、最近よく見かけるのが、 「インスタ集客×〇〇」や「ストーリーズだけで売る講座」などのSNS依存型ビジネス。

たしかに今は人気ですし、勢いのあるジャンルです。

でも、 Instagramのアルゴリズムが変わったら?

新しいSNSが出てきたら?

ユーザーの行動が変化したら?

参入者が激増してレッドオーシャン化したら?

そんなとき、“SNSありき”で成り立っていたビジネスは、一気に苦しくなります。

しかも、SNS系ジャンルはアップデートのペースも速い。

「昨日のノウハウ」が「今日には使えない」なんてこともザラ。

となると、教材やコンテンツ、講座を出したとしても、 “半年も経たずに内容が古くなる可能性“ があります。

これは、コンテンツ販売や仕組み化との相性が悪いんです。

ジャンル選定の基本:変動の“少ない”市場を探す

じゃあ、どういうジャンルが良いのか。

それはズバリ、 「変動の少ないジャンル」 です。

もう少し正確に言えば、「大ジャンル(市場)は変動が少なく、かつ時代のニーズに左右されにくいものを選ぶ」のがコツです。

たとえば――

  • 健康(例:睡眠、姿勢、食生活)
  • お金(例:家計管理、節税、投資の基本)
  • 教育(例:子育て、学習法、読書習慣)
  • 清掃・整理整頓(例:収納術、掃除の習慣化) これらは「普遍的な悩み」に関係しており、 “時代が変わってもなくならない需要” です。

こういったジャンルの中で、自分の知識や経験が活かせる切り口を探すのがベストです。

SNSがらみや対起業家対象の場合は、一発ドカン!

と一攫千金を狙える可能性が高いと思います。

ですが、安定した固定バイトというより “日雇いの給料高いアルバイト” のようなものです。

慣れないとすぐに辞めちゃう人が続出するんです。

大・中・小ジャンルの考え方

ジャンルを選ぶときは、「大ジャンル→中ジャンル→小ジャンル」と分解して考えると整理しやすくなります。

たとえば―― 〇大ジャンル:健康 ┗中ジャンル:睡眠 ┗ 小ジャンル:朝の目覚めを改善する習慣 〇大ジャンル:お金 ┗中ジャンル:家計管理 ┗小ジャンル:共働き家庭の「かんたん家計術」 このように小ジャンルまで落とし込めると、商品やコンテンツも作りやすくなります。

しかも、大ジャンルの安定性が土台にあるため、「小ジャンル」が多少ブームになったり廃れても、すぐに路線を修正できる。

たとえば、「健康」という大ジャンルの中で「朝の目覚め」や「睡眠改善」といったテーマは、季節や流行りで注目される時期はあるものの、根本のニーズは変わりません。

そのため、見せ方や切り口だけを変えて、コンテンツを再活用したり、アップデートすることができます。

この“路線修正の柔軟さ”こそ、変動の少ないジャンルを選ぶ大きなメリットです。

ただし注意点もあります。

小ジャンルになればなるほど、ブーム性が強くなり、需要の寿命が短くなる傾向があります。

瞬間的に話題になっても、1年以内に飽きられてしまうことも少なくありません。

一方で、中ジャンルや大ジャンルは数年間安定する可能性がありますが、もし大ジャンル自体が時代の変化や社会的な批判、新たな研究や発見によって信用を失った場合、その中にある中ジャンル・小ジャンルも一緒に崩れてしまうリスクもあります。

これは“音楽プレーヤー”がいい例です。

つまり、「大きな土台の安定性」と「小さなニーズの鮮度」には、それぞれ一長一短があるということ。

どの層に重きを置くかは、あなたのビジネスモデルや資源に応じて選ぶべきです。

これが、変動の少ないジャンルを選ぶ最大のメリットです。

「小ジャンルありき」で始めてブレる人も多い

逆に、 「インスタ×育児」や「LINE運用×集客講座」など、“小ジャンルありき”でビジネスを始めると、環境が変わったときに路線変更ができません。

その人自身のブランディングや集客が、「今の流行」とセットになってしまっているからです。

実際、「インスタ運用講座」で売れていた人が、半年後には「Threads対策講座」に看板を変え、さらにその後「AIプロンプト活用」に手を出す……というような事例も多く見かけます。

それでも器用に立ち回れる人は問題ありません。

でも、「仕組み化」や「コンテンツ資産」で稼ぎたい人にとっては、それは不安定すぎる選択肢です。

コンテンツ販売や自動化をしたい人こそ、ジャンルは慎重に

もし、

  • 将来的に自動で商品が売れる仕組みを作りたい
  • 教材や講座を販売して、時間に縛られずに収益を得たい
  • 月1回のメンテナンスで売上が発生するモデルを作りたい と考えているなら、「変動が激しいジャンル」は避けた方がいいです。

なぜなら、作った教材が半年で価値を失うのは悲しすぎるからです。

逆に、5年後も使えるコンテンツを作れるジャンルなら、しっかり仕組み化しても回収できます。

“ブームではなく「本質」に沿ったジャンル選定を” ビジネスを始めるとき、どうしても「流行っているか」「稼げそうか」で判断しがちです。

でも、それは短距離走の考え方。

タピオカや高級食パンブームを同じ経営思考です。

あなたが目指すのが、 「1年後も、3年後も、安定して収益が発生するビジネス」なら、 ジャンル選定は“勢い”よりも“耐久性”を重視しましょう。

流行りは消えるけど、「悩み」はずっと続きます。

その“悩み”に対して、本質的な価値提供ができるジャンルこそ、あなたにとっての「変動しない資産」になるのです。

とーる|行動経済アナリスト