SNS集客ノウハウの落とし穴について
どーも!
とーるです!
「言われた通りに投稿しているのに、1ミリも反応がない」 「高額な塾で習ったテンプレを使っているのに、全く集客できない」 「有名なマーケターのアドバイスを実践しても、商品が売れない」 そんな沼にハマって、夜な夜なスマホを眺めながら 「自分にはビジネスセンスがないのか」「もっと行動量を増やさなきゃダメなのか」と、自分を責めていませんか?
ですが、 あなたが悪いわけではなく、あなたが手にしている「やり方」が、目的地と全く違うだけなんです。
というわけで、今回は、そんな “SNSマーケ界の不都合な構造” を解剖していこうと思います。
あなたが学んでいるのは「誰向け」のノウハウですか?
SNSに溢れかえっている集客ノウハウ。
「刺さる投稿の型」「売れる導線」「反応が取れるストーリーの書き方」。
これらを見ると、まるでどんなビジネスにも効く「万能薬」のように見えますよね。
でも、その中身をよく見てください。
そのほとんどは「BtoB(ビジネス向け)」、もっと言えば「稼ぎたい人を集めるためのやり方」になっています。
- 講座を売りたい人
- コンサルを売りたい人
- ダイエット「指導」や占い「講座」を売りたい人
- SNSで起業したい人 つまり、 “集客したい人”をターゲットにした、BtoB向けのノウハウ が世の中の主流なんです。
もしあなたが扱っている商品が、悩みを持つ一般の方(BtoC)向けであれば、この時点で前提が大きくズレています。
なぜBtoBノウハウをBtoCに使うと、お通夜状態になるのか
BtoBとBtoCでは、ユーザーが動く「脳の回路」が根本から違います。
● BtoBユーザー(仕事・収益・課題解決)
- 「稼ぎたい」「集客したい」という “切実な課題” がある。
- メリットがあるなら、多少難しい “ロジック” も読む。
- 長文であっても、 自分にプラスになるなら 理解しようとする。
- 支払うお金を 「経費」や「投資」 として考える。
● BtoCユーザー(日常・感情・癒やし)
- 「今よりちょっと良くなりたい」という “漠然とした願望” で動く。
- 論理よりも、 ″感情・直感・世界観” で「アリかナシか」を判断する。
- 「なんか好き」「気になる」という “直感” でフォローする。
- 理屈よりも “雰囲気”や“温度感” が何より大事。
この違いを無視して、BtoB向けのガチガチなテンプレを一般ユーザーにぶつけるとどうなるか。
「文章が固い」「説明が長い」「売られ感が強すぎる」 。
その結果、一般ユーザーは「あ、これ私には関係ない仕事の話だ」と 脳のシャッターを閉めてしまいます。
これが「頑張っているのに反応がない」という現象の正体です。
マーケターの多くは「BtoC」の現場を知らない
なぜ、SNSにはBtoB向けのノウハウばかりが流布しているのか。
それは、 SNSマーケターの多くが「自分自身が講座やコンサルを売って成功した人」だから です。
彼らは「BtoBの成功体験」しか持っていません。
そのため、こののような領域がスッポリと抜け落ちています。
- 一般ユーザーの複雑で繊細な 「感情導線」 を知らない。
- 理屈抜きで惹きつける 「世界観」 の作り方を語れない。
- 「日常の小さな不満」を拾い上げる 「共感の感性」 が枯れている。
にもかかわらず、自分の成功パターンを「唯一の正解」として教えてしまう。
そして、それを学んだBtoCの起業家が、現場で血を流しながら苦しむことになる。
これは個人の能力不足ではなく、SNSマーケ界の「構造的な問題」なんです。
「過去に別のジャンルで販売経験があるからこそ、今はそのノウハウを教える側に回った」 と人もいますよ、と思いますか?
一見すると「実績のある先生」に見えますが、ここにはSNSマーケ界の非常にドロドロとした、かつ現実的な裏事情が隠れています。
あなたが今信じようとしているその「先生」が、なぜ自分の得意ジャンルを捨ててまで「集客」を教え始めたのか。
では仮に、 もし、あなたが“好き”や“経験”からはじめた、ダイエット講座で大成功していた として、そこから「集客講座」へ転向するとしたら、そこには必ず「言えない思惑」があるはずなんです。
①単純に「稼ぐ系」は高額で売れるから ビジネスの世界には残酷なヒエラルキーがあります。
ダイエットや悩み解決などの「生活改善」ジャンルよりも、「お金を稼ぐ方法」というジャンルの方が、圧倒的に高値で売れます。
「もっと手っ取り早く、もっと高額なバックエンドを売りたい」という欲望が、BtoCからBtoB(稼ぎたい人向け)へと突き動かします。
②実は「元のビジネス」が火の車だから これが一番多いパターンかもしれません。
実は本業のダイエット講座がうまく回らなくなり(売れなくなってきた、実は売れていない)、行き詰まった末に 「集客に困っている層」という巨大なニーズに目をつけ、看板を掛け替えただけ、というケースです。
自分が勝てなくなった土俵を捨てて、まだ夢を見ている初心者が多い「稼ぎ方」の土俵に逃げ込んでいるわけです。
③「別の柱」という言葉は、たいてい建前 「本業もやりつつ、別の柱として集客も教えています」と言う人もいますが、これは実際にはほとんどあり得ません。
BtoCとBtoBでは発信の路線もターゲットの脳の使い方も違いすぎます。
両方を同時に、かつ高いクオリティで運営できるほど器用な人間は、この世にそうそういません。
多くの場合、本業はすでに形骸化しているか、放置されています。
「教える側」の背景にある“不都合な真実”
話を戻し、彼らは 「BtoBの成功体験(稼ぎたい人を集めて稼いだ経験)」 しか持っていません。
そのため、お話ししたような領域がスッポリと抜け落ちてしまうんです。
「稼ぎたい人」を釣るための強烈なフックは持っていても、一般ユーザーの心に寄り添う「優しさ」や「余裕」は持ち合わせていない。
そんな人から学んだ「BtoBノウハウ」を、あなたの繊細なBtoCビジネスに持ち込んだらどうなるか。
結果は、火を見るよりも明らかですよね。
「人」として選ばれる世界へ
一般ユーザーは、ロジックでは動きません。
心を動かすのは、いつだってこれらの要素です。
“感情”(心が動くか) “共感”(私のことを分かってくれているか) “世界観”(この人の空気感、好きだな) “ストーリー”(どんな想いでやっているのか) つまり、BtoCは H2H(Human to Human:人間から人間へ) の世界なんです。
BtoCで軽やかに成果を出している人は、難しいマーケティング用語を使いません。
その代わりに、 「人としての魅力」「価値観」「言葉の温度」 を丁寧に伝えています。
BtoBテンプレをそのまま使うと、あなたの最大の武器であるはずの「人間味」が消えてしまいます。
AIが書いたような無機質な投稿では、一般ユーザーの心には1ミリも届きません。
あなたが今、本当にやるべきこと
もう一点、僕が何度も伝えている大切なこと。
それは、 SNSという場所の性質を完全に見誤っている人が多すぎる 、ということです。
SNSは、 ココナラやUdemyのように「何かを学びたい人が自ら探しに来ている場所」ではありません。
一般のユーザーにとって、SNSはあくまで「生活上の娯楽の延長」であり、暇つぶしや楽しみを求めて眺めている場所なんです。
「広告」が嫌われる本当の理由
よく「広告は嫌われる」「広告は見られない」と言われますが、実は広告そのものが嫌われているわけじゃありません。
嫌われる正体は、その内容から漂う「営業感(セールス臭)」です。
この本質を端折って「広告=悪」だと思い込んでいると、 あなたは知らず知らずのうちに、自分の投稿という「無料広告」を毎日毎日必死に作り続けることになります。
その結果、画面の向こう側に「これでもか!」という営業感を押し付けることになってしまうのです。
もちろん、100人、1,000人、10,000人と母数を集めれば、そのうち1人くらいは興味を持ってくれるかもしれません。
ですが、それは結局 「母数ありきの勝負」 です。
そんな土俵で戦おうとするから、終わりのないクオリティ合戦やフォロワー数集めという「どんぐりの背比べ」に巻き込まれ、疲弊していく羽目になるんです。
プロフィールで「興味」の幅を狭めていないか?
SNSの役割は、あくまで 「認知」と「興味」まで です。
それなのに、プロフィールの時点で「講座の案内」や「商品の実績」をガッツリ書いてしまうと、 その瞬間にあなたの「興味」の対象は 「あなたの講座そのものに興味がある人」だけ に絞られてしまいます。
これでは、せっかくの潜在顧客を入り口で追い返しているようなもんです。
一般ユーザーが圧倒的に多い場所では、あえて「営業感(講座やお金絡み)」の話は避けるのが賢明です。
SNS(オープンな場): あなたの発信内容やジャンル自体に興味を持ってもらい、投稿を見続けてもらうことに専念する。
公式LINE・メルマガ(クローズドな場): よりコアな話を聞きに来てもらい、そこで信頼関係を深める。
データ計測と募集: ユーザーの熱量が上がったタイミングで「近々講座を募集するよ」と告知し、実際にどれくらいの人が反応するかという「データ」をまず取る、んです。
いきなり売りつけるのではなく、段階を踏んで「選ばれる」状態を作る。
この「営業感の引き算」ができるようになると、SNSでの戦い方は劇的に楽になります。
P.S. あ、ちなみにこれが『正しい“集客”➔“教育”➔“販売”』なんですよ。
“集客”➔ 見込み客(商品に興味のある人)を集める(リスト化)=フォロワーは見込み客じゃない。
“教育”➔ 集めた見込み客に対して 、商品の必要性を感じてもらい購買意欲を高める。
=見込み客以外もいる場所で行えば、それは“教育”ではないんです。
“販売”➔ その見込み客が「ほしくなってきた」というタイミングで「それがこの商品なんでっせ」とオファーする。
仮に商品が売れなくても“SNSにいるフォロワー”は「営業が待ってる」ことは知らないので、今度は“別きっかけ”で、集客ができる。
とーる|行動経済アナリスト
